インサイドセールスとは、顧客との関係を深めながら営業活動を効率的に進めるための手法です。
従来のインサイドセールスは、効率化を重視することで成果を追求してきましたが、効率性を優先するあまり、顧客との接点が浅くなりがちで、長期的な信頼構築が難しいというデメリットもあります。
弊社のインサイドセールスソリューション「SABU」では、従来の効率化の良さを活かしつつも、顧客一人ひとりとの長期的な信頼関係の構築を重視しています。本記事では、「SABU」の特徴や独自のアプローチをご紹介し、従来手法との違いや活用のメリットについて詳しく解説します!
効率化より架電数より顧客育成に特化した営業支援、「SABU」とは?
「SABU」は「Sales Acceleration Business Unit」の略称であり、お客様の営業部隊を支える「伴走型支援」を提供するサービスです。まるでお客様の手足の先まで行き届く「黒子」のように、細部にわたる気配りで営業活動をサポートします。
「SABU」が重視するのは、「効率」よりも「関係性」です。顧客との長期的な信頼関係を築き、自然な形で商品やサービスを選ばれる存在になるようエスコートします。この独自の営業支援スタイルが、「SABU」の最大の特徴です。
情報共有の橋渡し役
弊社では、単に営業をかけるだけではなく、お客様との情報共有の橋渡し役としての役割も大切にしています。
営業部隊とお客様との間にある「距離」を縮め、どんな小さな情報でも共有し合うことで、信頼関係を確立し、商談に繋がる可能性を高めます。このように、私たちは「効率」を重視するのではなく、「関係性」を重視した営業代行を行っています。
核となるコミュニケーション
SABUの特徴の中でも核となるのは、コーラー(電話やメールで見込み客とやり取りする担当者)の「コミュニケーション」にあります。
このコミュニケーションは、単なるやり取りではなく、顧客との信頼関係を築くための重要なプロセスです。
SABUが目指すコミュニケーションのポイント:
- 人間味と共感性(エンパシー)の重視
- 機械的な対応ではなく、顧客に安心感を与える温かみのあるコミュニケーション
- 顧客の悩みや課題に寄り添い、「この会社なら信頼できる」と感じてもらう
- 顧客のニーズを育てるナーチャリング
- 時間をかけて丁寧にアプローチを繰り返すことで、顧客が商品やサービスの価値を自ら実感できる状態を目指します。
- 「無理に売り込む」のではなく、顧客が自然と「必要だ」と感じる関係性を構築します。
このプロセスは、「効率」を追求するだけではなく、営業活動の原点に立ち返った丁寧な対応で、従来の営業手法が抱える課題を解決するアプローチといえます。
信頼の構築と長期的視点
営業活動には短期的な結果を求めるプレッシャーがつきものですが、顧客との関係は一朝一夜で構築できるものではありません。独自の丁寧なナーチャリングにより、お客様との関係を深め、信頼を確立していきます。
そして、最終的にその信頼が「ご購入」へと繋がり、お客様にとって自然な形で選ばれる存在になるようエスコートいたします。顕在化前のリードのナーチャリングや信頼関係の構築が、 最終的に「営業の効率化」と「長期的な売上向上」に繋がります。
長期的な信頼関係を確立する「SABU」の最終目標
本来、強い信頼関係が築かれたお客様は、向こうから「相談したい」と連絡をくださるようになります。「SABU」の最終目標は、「何かあれば真っ先に相談されるポジションを確立する」ことです。
具体的には、以下の成果を目指します:
- お客様が自発的に商品やサービスの必要性を感じる
- 問題解決の際、最初に相談される存在となる
- 長期的な関係性を維持し、継続的な売上向上に繋げる
「SABU」は、一人ひとりのお客様に心を込めて対応し、顧客企業と共に成長するパートナーとしての役割を果たします。
従来のインサイドセールスとの違い
現代のビジネスにおいて、インサイドセールスは重要な営業手法として広く活用されています。しかし、従来型のインサイドセールスと「SABU」の間には大きな違いがあります。以下では、それぞれの特徴を比較しながら、違いについて紹介します。
従来型インサイドセールスの特徴
従来型のインサイドセールスでは、営業・商談を中心に行います。一定期間のナーチャリングを行った後、顧客フォローは営業部門に移管されることが一般的です。
- テレアポ型の営業
- 「1回勝負」のアプローチやお願い型のアポイントが中心。
- 短期的な成果を目指すため、信頼構築が十分にできないケースが多い。
- SaaS型の営業
- 確度の高い顧客をターゲットに効率化を図る一方、ヒアリングが中心で共感の要素が薄いことも。
- 長期的な信頼構築が難しい場合がある。
このように、従来型のインサイドセールスは短期的な成果を目指した取り組みに特化していますが、長期的な顧客関係の構築には限界があり、フォローアップが十分に行われない場合もあります。
「SABU」の特徴
「SABU」は、継続的な営業プロセス支援を通じて商談・受注の実現を目指し、営業活動全体の効率化をサポートします。ナーチャリングを通じてリードを育成し、受注可能な商談に至るまで一貫して顧客を支援します。
- エンパシー(共感)の重視
- 顕在化前のリードの育成
特に、「SABU」では長期間、潜在的な顧客との接触を継続し、長期化しそうな案件を温めます。これにより、ニーズのある見込み顧客や既存顧客との関係構築を重視するとともに、従来型の短期的な取り組みでは難しい、持続的な成果を実現します。
従来型インサイドセールスと「SABU」の目標の違い
従来型のインサイドセールスは、短期間で成果を上げることを目的とし、商談設定や顧客育成に特化しています。一方で、「SABU」は短期的な成果に留まらず、顧客との長期的な信頼関係を構築することを重視しています。「SABU」は、単に商談を設定するだけではなく、顧客との深い関係性を育みながら、案件を丁寧に育成します。そのプロセスでは、商談の成立から受注に至るまで、一貫したサポートを提供します。
このように、「SABU」は、単なる営業支援に留まらず、顧客との関係を深めながら継続的な成果を目指す次世代型のインサイドセールス支援として、企業の成長を強力に後押しします。
営業代行業務における従来のアプローチとの違い
従来の営業代行では「効率化重視」が主流であり、多くのリードに短時間で接触し、アポを取ることに焦点が当てられていました。しかし、効率を追求するあまり、顧客との関係構築やフォローが不足し、短期的な成果に偏ることが少なくありません。
「SABU」は、効率だけでなく、顧客との関係性を長期的に育むことに注力しています。例えば、通常の営業代行では平均して3回の電話営業で商談に結びつけようとするのに対し、弊社では平均16回の電話をかけ、お客様との関係をゆっくりと築いていきます。この過程で重要なのは、無理にアポイントを取ろうとするのではなく、お客様に合ったタイミングで繰り返しコンタクトを取ることです。
お客様にとって迷惑にならないよう、定期的に適切なタイミングで連絡を取り続け、少しずつ関係性を深めていきます。
契約形態の違い
従来型のインサイドセールスでは、月額制や件数ベースなど多様な契約形態が一般的であり、成果への依存度が高い傾向にあります。一方、「SABU」では月額固定料金制を採用しており、安定したコスト構造の中で成果を追求する仕組みとなっています。この安定した料金体系により、予算の管理がしやすく、持続的な支援を受けられるのが特徴です。
「SABU」具体的なプロセスと強み・活用例を紹介
「SABU」では、「弊社独自インサイドセールスノウハウ」×「リモート営業システム(bellFace)」×「狙い撃ち営業支援(SalesMaker)」を活用し、営業活動における様々な状況課題を解決し営業活動・リード獲得を実現し、支援いたします。
以下では、「SABU」利用時の具体的なプロセスと、活用のメリットを詳しく解説します。
「SABU」を利用した具体的な営業プロセス
弊社の営業プロセスは、一般的なインサイドセールスと比較し、「インテントセールス」や「長期的ナーチャリング」に特に重点を置いています。この独自のアプローチにより、新規顧客の商談化を最大化し、成果を上げています。
インテントセールスとは、企業のWeb行動履歴データを活用し、顧客のニーズに基づいて行う新しい営業手法です。この手法を通じて、顧客起点でのアプローチを実現します。弊社では、インテントセールスを活用して、独自のセールスリストを生成しています。
具体的には、以下のようなリストを活用します
- 展示会や営業担当者が獲得した名刺リスト
- 貴社LPサイト等で取得した企業情報
- 弊社独自のインテントセールスで生成したアプローチリスト
これらのリストをもとにインテントセールスを行い、「ホットリスト」や「ナーチャリング」を通じて商談化を促進します。このプロセスにより、新規顧客との商談化を最大化し、効率的かつ効果的な営業活動を展開します。
また弊社では、「SalesMarker」や「bellFace」を活用しています。これらを使い、営業活動の効率化や精度向上を図っています。具体的な機能や活用方法については、以下で詳しくご紹介いたします。
このようなプロセスとツールを組み合わせることで、従来型の営業手法を超えた新しい価値を提供しています。
従来型には無い「SABU」の強み
顧客の信頼を掴む独自の長期的ナーチャリング
営業活動において、ナーチャリングを怠ると、様々な理由でお客様が離脱してしまい、どれだけアプローチを重ねても受注に繋がらないことがあります。この課題に対して、弊社では独自の長期的なナーチャリング手法を取り入れています。
通常の営業代行では、初回の電話で断られてしまうと、その後の連絡を避けるケースが多く見られます。しかし、弊社では初回の結果に関わらず、適切な時期を見計らいながら後追いを行います。初回で断られたとしても、それが終わりではありません。お客様にとって迷惑とならないよう配慮しつつ、定期的に連絡を取り、少しずつ関係性を深めていきます。
例えば、最初の電話ではわずか数分間の会話で終わったとしても、次回の電話ではより長く話すことができるようになり、その次にはさらに親密な関係が築けるようになります。このプロセスを経ることで、最終的にはお客様と30分以上しっかりと会話を交わすことが可能となり、信頼が徐々に積み重ねられていきます。こうした丁寧なアプローチがナーチャリングを確実に進める鍵となります。
さらに、弊社ではお客様のニーズに合わせた個別のナーチャリングを実施しています。状況に応じたアプローチを行うことで、顧客の離脱(ドロップ)を減らし、関係性を深めることが可能です。この結果、短期的な成果だけでなく、長期的な売上向上にも繋がる持続的な営業活動を実現しています。
弊社のナーチャリングは、単なる営業活動ではなく、顧客との信頼を築くための重要なステップです。このプロセスを通じて得られる深い関係性こそが、持続可能なビジネス成長の基盤となります。
狙い撃ち営業支援「SalesMarker」の活用
「SalesMarker」は、18年という年月に裏打ちされた高い実績とマーケティングノウハウから、独自のデータを用いて、ニーズのある企業のみを「狙い撃ち」します。
狙い撃つ方法としてはまず、企業の検索行動に基づき企業を絞り込むことからスタートします。そのため従来のように、手あたり次第に企業へ連絡を行うことはありません。
これにより、ニーズのある企業に絞り込んでセールスができるため、効率良く、高い温度の見込み客の開拓ができます。
リモート営業システム「bellFace」の活用
「bellFace」は、アプリケーションのインストールやURLの発行といった準備が一切不要で、瞬時に接続でき、顔や画面を見ながらの説明が可能なオンライン商談ツールです。普段お使いの電話を繋ぎながら、パソコン、スマートフォン、タブレットなどの端末を組み合わせることで、リモート営業の経験がない方でも簡単に操作できます。
また、音声のみの説明では伝わりにくかった内容も、顔や画面を見ながらの説明により、実際に対面して話しているかのような営業が行えます。このシステムを活用することで、距離を感じることなく、スムーズで効果的な商談を実現できます。
「SABU」活用例
【課題】
大型の営業商品は、顧客のニーズに合わせたカスタマイズや設計が必要になりますが、要件を満たすための打ち合わせや交渉が多発するため、受注までには長い時間がかかるケースが少なくありません。
また、商談から受注までには数年かかることもあり、我慢強い営業活動が重要になります。
【導入結果】
長期的なナーチャリングを行うことで、これまで捉えることができなかった悩みや問題点を、より深掘りしてヒアリングすることに成功し、顧客の本質的なニーズに合わせた提案、営業活動を実現できました。
【課題】
まだ市場での認知度が低く、それが原因で受注に繋がりにくいという課題があります。さらに、顧客ごとに異なるスペックや予算といった要件に対応するためには、顧客のニーズを的確に把握し、それに応じた提案を行う力が求められていました。
【導入結果】
受注の見込みが高い見込み客から積極的にアプローチできるようになりました。
また、商談まで進んだものの、受注にまで至らなかったケースも当然出てくるのですが、そういった顧客に対しても継続的にフォローを続けることで、次のチャンスが巡ってきた時に、ご連絡頂けるようになりました。
「SABU」の多面的な支援
効率的なリストを生成
インサイドセールスでは、リストの質が営業結果に大きく影響します。弊社のインサイドセールス総合パッケージでは、独自データを活用することで、質の高いリストの生成が可能です。
見込みが高い顧客に対しインサイドセールスを実施できれば、営業効率の向上はもちろん、営業担当者のモチベーションアップにもつながります。
温度感の高い顧客を絞り込む
弊社独自データを活用することで、温度感の高い顧客の絞り込みが可能です。
企業(顧客)に優先順位を付けず、リストの掲載順にアプローチをする手法では、見込みの高い企業(顧客)へのアプローチが遅れ、機会損失につながる可能性があります。
しかし、データの活用により優先的にアプローチすべき企業(顧客)を抽出できれば、可能性が高い順から効率良くアプローチができ、営業機会の逸失による利益の損失を防ぐことができます。
まとめ
営業活動において、「顧客との関係構築が進まない」「短期的な成果に偏り、持続可能な売上が実現できない」などの課題を抱えていませんか?「SABU」を導入することで、これらの課題を解決し、営業活動全体を効率化するだけでなく、顧客との信頼関係を長期的に構築できます。
SABUで解決できる課題
- 短期間で断られたリードへの適切なフォローができない
- 顧客のニーズに基づく精度の高いアプローチが難しい
- 長期的な信頼関係を構築できず、受注につながらない
- 営業活動のコスト管理が不安定
「SABU」は、インテントセールスや長期的ナーチャリングを活用し、商談化率を最大化するとともに、持続的な営業活動を実現します。さらに、「SalesMarker」や「bellFace」などのツールを組み合わせることで、顧客ニーズに基づいた精度の高いアプローチが可能になります。
「SABU」の導入を検討される方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。具体的な営業課題をヒアリングし、最適なソリューションをご提案させていただきます。「SABU」が貴社の成長を強力にサポートします!