お知らせ

「AIがAIを売る」インサイドセールスの実証運用を開始 

当社AIエージェントからのご連絡により
ご不安に感じられた方へ

AIエージェントが"ファーストコール"を狙う、新たな営業分業モデルを検証

~行動量はAI、信頼構築はヒト。BtoB営業における実用性を検証~

このたび、AIエージェントが営業活動の初期設定(ファーストコール)を担う、インサイドセールス手法の実証運用を開始しました。
本取り組みは、AIと人がそれぞれの役割を分担する営業プロセスについて、実際の運用を通じて成果や課題、適応領域を検証することを目的としています。

CRTM 音声 AI エージェント(アイコ)
現在、アイコは実証運用の段階にあります。
そのため
驚かせてしまわないか、
不快に感じられないか、
本当に役に立っているのか。
そうした声を丁寧に受け止めながら、
「営業の最初の一声として、ふさわしい AI とは何か」を
検証してまいります。
AIエージェントアイコ

■実証運用の背景
ツールを導入するだけでは、成果につながらない現実
近年、BtoB企業を中心にAI架電システムや営業自動化ツールの導入が進んでいます。
一方で、現場では次のような課題も多く聞かれます。

・ツールは導入したが、運用設計ができず成果が出ない
・機械的な対応により、企業イメージへの影響が懸念される
・アポイントは獲得できても、確度が低く営業現場が疲弊する

私たちはこれまで、インサイドセールス支援の現場において、単なる効率化ではなく『関係性の構築』を重視した営業支援を行ってきました。
今回の実証運用では、その考え方をAI活用にも取り入れ、AIが担うべき領域と、人が担うべき領域を明確に分けることを検証します。

■実証運用の内容
1. AIによるファーストコールの実用性検証
AIエージェントがターゲット企業へ架電し、初期接点の創出、担当者有無や関心度の確認、人への引き継ぎ判断などの初期対応を行います。
人では負担の大きい反復的な架電や不在対応をAIが担うことで、営業活動全体の効率化を図ります。

2. 人による信頼構築と対話の深化
AIが接点を作った後は、インサイドセールス担当者が対応します。売り込みを目的とせず、対話を通じて顧客の状況や課題を整理し、商談化の可能性を見極めます。
これにより、営業担当者は受注確度の高い商談や対話に集中できる状態を目指します。

3.営業プロセスの可視化と検証
AIおよび人による対応ログをもとに、初期トークの有効性や関心が高まるタイミング、人が介在すべき最適な段階などを分析し、営業プロセスとしての再現性を検証します。

■実証運用の概要
・開始日:2025121日~
・対象:製造業、ITSaaS、コンサルティングなどのBtoB企業全般
・内容:AIエージェントによるファーストコール、及び人によるナーチャリングおよび商談化支援
・目的:AIと人の分業型インサイドセールスの実用性検証と、受注率向上およびリードタイム短縮効果の確認

■今後について
本取り組みは、あくまで試験的な実証運用です。私たちは「AIか人か」という二項対立ではなく、
それぞれの強みを活かした共存モデルが、今後の営業組織において重要であると考えています。
実証運用を通じて得られた知見をもとに、営業現場で実際に機能するインサイドセールスのあり方を、今後も検討してまいります。

■実証運用にあたっての配慮について
本実証運用では、AIエージェントが直接ファーストコールを行うため、お受け取り方によっては、突然のAIからの電話に驚かれたり、
混乱を招いてしまう可能性があることも認識しています。

そのため本実証運用では、

・過度な売り込みや一方的な案内を行わないこと
・会話の中でAIであることを明示し、誤認を招かないこと
・ご意向に沿わない場合は速やかに通話を終了すること

など、相手の立場に配慮した運用設計を前提としています。また、AIによる対応が適切でないと判断された場合には、
無理に継続することなく、人による対応へ切り替えるなど、柔軟な運用を行います。

本実証運用は、AIによる効率化そのものを目的とするものではなく、 営業活動において、相手にとっても心地よい接点とは何か を検証する取り組みです。
今後も、対話の質や受け止められ方を重視しながら、慎重に検証と改善を重ねてまいります。

■ご不安に感じられた方へ
本実証運用において、AIからのご連絡にご不安や戸惑いを感じられた方がいらっしゃるかもしれません。
そうしたお声も含めて、ご意見やご感想がございましたら、ぜひ下記のお問い合わせフォームよりお知らせください。

■お問い合わせ
本取り組みに関するお問い合わせは、
お問い合わせフォームよりご連絡ください。

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